1.今日、整理する範囲を小さく決める。

遺品整理を始めようと思っても、家の中を見渡すと何から手をつけてよいか迷うものです。最初から家全体を片づけようとせず、「今日は引き出し一つ」「まずは一部屋」と、区切りを小さくしてみましょう。

作業する時間もあらかじめ決めておくと、終わりの目安ができます。通り道や残す品の置き場所を確保し、仕分けたものが再び混ざらないようにしておくと進めやすくなります。

2.残したい品と、探したい品を共有する。

ご家族によって、大切にしている品物は違います。写真や手紙、愛用していた品など、残したいものを整理前に聞き合っておきましょう。名前だけで伝わりにくい品は、色や形、ありそうな場所をメモにしておく方法もあります。

迷うものは、いったん「保留」の箱へ。誰に確認したいかを書いた紙を添えると、次に何を確かめるべきか分かりやすくなります。その日にすべてを決める必要はありません。

  • 残したいものを、ご家族それぞれから聞く
  • 探している品の特徴と、思い当たる場所を書く
  • 迷う品は、手放す品と分けて取り置く

3.ご家族で確認できる時間を設ける。

確認する日と、共有する方法を決める。

仕分ける時間だけでなく、ご家族が品物を確認する時間も予定に入れます。集まれないときは、品物の写真を共有して意見を聞くなど、無理のない方法を考えてみてください。

依頼したい作業も、一緒に整理しておく。

整理を誰かに依頼する場合も、先にすべてを片づける必要はありません。「どこを整理したいか」「何を残したいか」「いつご家族が確認できるか」が伝わると、相談する内容をまとめやすくなります。

相談前に、こんなメモがあると役立ちます。

分かる項目だけで構いません。まだ決められないことは、そのまま相談したいこととして残しておきましょう。

ご家族で話し合う際の記入例です。ご自身の状況に合わせてメモしてください。
確認する項目メモの書き方・例
整理する場所2階の和室と押し入れを整理したい。台所はご家族で進める。
残す品・探す品アルバム、母の手紙、通帳。品物の特徴や、ありそうな棚・引き出しも書いておく。
ご家族の予定土曜日の午後に現地で確認。来られない家族には、品物の写真を共有して相談する。
相談したい作業家具の搬出をお願いしたい。食器の仕分けは一緒に進めたい。