始める時期に決まりはない。先に期限を確かめる

遺品整理をいつ始めるかに決まりはありません。四十九日の法要や、親族が集まる日をきっかけにする方が多くいますが、それより前に始めても問題ありません。気持ちが追いつかないなら、持ち家であれば急がなくても構いません。

ただし、賃貸の退去と相続の手続きには期限があります。全部を片付ける前に、まず期限のあるものを確かめて、必要な書類だけ先に探してください。

期限から逆算する

主な期限は次のとおりです。人によって当てはまらないものもあるので、詳しくは各窓口で確かめてください。

亡くなった後の主な期限(2026年10月30日確認)
時期内容
10日または14日以内年金を受けていた方の死亡の届出(10日以内、国民年金は14日以内)。マイナンバーが収録されていれば、原則として不要です。ただし、未支給年金の届出などは必要です。
3か月以内相続放棄の申述。相続の開始があったことを知ったときから3か月以内に、家庭裁判所へ行います。
10か月以内相続税の申告と納税(かかる場合)。死亡を知った日の翌日から10か月以内です。
3年以内不動産の相続登記の申請。相続で取得したことを知った日から3年以内です。
管理会社との契約による賃貸の解約と退去。解約するまで家賃がかかるので、早めに管理会社へ連絡します。

時期ごとにやること

亡くなってから2週間ほど

通帳、印鑑、保険証券、年金の書類、権利書、賃貸の契約書を探します。冷蔵庫の生ものなど、傷む物だけは片付けます。大きな物はまだ捨てません。

四十九日のころまで

親族が集まる機会に、残したい物と形見分け、誰が判断するかを話します。来られない親族には写真で確かめます。

3か月のころまで

借金が心配なら、相続放棄の期限までに専門家へ相談します。放棄を考えている間は、遺品を処分しないでください。問題がなければ、本格的な仕分けに入ります。

それ以降

手放す品を出し、家の売却や管理を考えます。持ち家で期限がないなら、季節のよい時期や、帰省に合わせて少しずつ進めても構いません。

急いだほうがいい場合

次に当てはまるときは、早めに動くか、人に頼むことも考えてみてください。

  • 賃貸で、退去の期限が決まっている
  • 家が空き家になり、防犯や近所への影響が心配
  • 遠方で、次にいつ行けるか分からない
  • 生ものや、におい、害虫が心配な状態になっている

退去期限があるときの案内を見る